2012年7月30日月曜日

「外国人高校生に、夢と希望を届けるプロジェクト★第1弾」を行いました!

全国の方々からご志援・ご協力をいただき、去る2012年7月28-29日、私たちは「外国人高校生に、夢と希望を届けるプロジェクト★第1弾」を実施することができました。
ご志援・ご協力くださった皆様に、心より感謝を申し上げます。

感謝の気持ちを込めて、以下、今回の活動報告をいたします。


<7月28日(土)>
朝8時~ こんぺいとう事務所前集合、岡山へ向けて出発!
 

15時30分~ 環太平洋大学(IPU)のグランドに到着
少し休憩後、練習・ウォーミングアップへ

「ウマすぎる~!」と、大学生たちの練習
状況を見て呆然とする高校生たち・・・
17時~ 大学生との交流試合 キッフオフ
 







IPUサッカー部の皆さん、
ご協力ありがとうございました!


「ファジアーノ岡山」で活躍する、ブラジル出身のチアゴ選手とアンデルソン選手が、サプライズで激励に来てくださいました! 高校生たちは大興奮(^-^)
20時~ 夕飯、宿泊施設へ



<7月29日(日)>
9時~ 環太平洋大学のオープンキャンパスに参加

体育学部などの設備を見学したり、国際教育学科の模擬授業に参加したり、お茶をたしなんだり、たくさんの学びの場をご提供いただきました。
国際教育学科の先生方、IPUの学生さん、ありがとうございました!
 大学から訪問記念に、オリジナルTシャツをプレゼントしていただき、早速にみんなで着ました!


  

最後に、定時制高卒のカルロス先生(こんぺいとうメンバー、IPU教員)から、高校時代のこと、大学進学を決意した時のことなどの体験談を高校生にお話ししました。「あきらめるなよ!」
 

岡山を出発する時、高校生たちから感謝の言葉と感想がいっぱいありました。
この短い2日間、高校生たちはいろんなことを考えたようです。

22時30分 名古屋、岐阜に無事に到着

Just Giving Japanなどを通じてご寄付いただきました皆様からの「志金」は、高校生からの一人5000円の参加費では足りなかった、2日間の岐阜‐岡山の往復バス代(レンタル代、高速代、ガソリン代、運転手さんの宿泊費)として、大切に活用させていただきました。

本プロジェクト実施にあたり、多くの方々にご志援・ご協力をいただきました。
本当にありがとうございました。心より感謝を申し上げます。

2012年7月25日水曜日

県立高校定時制サッカー部員の夢に向かって!★連載・上

私たちが応援する、岐阜県内にある県立高校定時制サッカー部の部長とキャプテンに、インタビューしました。
二人とも仕事と勉強とサッカーと大忙しな日々の中、夢にむかって頑張っています!

この連載は、「外国人高校生に、夢と希望を届けるプロジェクト★第1弾」で行う青少年応援のための特別企画です!
プロジェクト実現のため、ご志援を大募集中です!詳しい内容はこちらから⇒http://justgiving.jp/c/8334

カイオくん(左)とグスタボくん(右)

★カイオ・イオシカネ・アラマキくんに、インタビューしました!

Q1. 出身と来日した時期は?
カイオくん:ブラジルのサンパウロ州生まれです。10歳の時に来日しました。
日本の公立小学校5年生に編入しました。

Q2. サッカーとの出会いは?
カイオくん:ブラジルでは、父が毎週金曜日、フットサルをやっていました。
僕は父についていくのが好きで、試合が終わるのを待っている間に、
自分と同じように来ていた他の子どもたちとボール遊びをしました。
父は、チームのゴールキーパーでした。

Q3. 日本に来てからも、お父さんとサッカーをやっていたの?
カイオくん:いいえ。日本へ来てからは父とはあまりサッカーをやらなくなりました。
でも僕は、日本へ来てから半年間、サッカー少年団に参加しました。

Q4. もちろん、中学校でもサッカー部!?
カイオくん:中学校に入ってからは、サッカーをほとんどやりませんでした。
当時は部活へ行くのがあまり好きではなくて・・・

Q5. なぜ高校生になって再びサッカーを?
カイオくん:高校に入学した当初、実は入学した高校にはサッカー部はなかったんです。
定時制サッカー部を立ち上げるにも、10人もメンバーがいなかったようです。
しかし、僕たちが入学したことによって、人数が足りるようになってサッカー部ができました。
そのことがきっかけで、参加しはじめました。
サッカーのうまいブラジル人の知り合いに頼んで、ボランティアで僕たちのコーチになっていただき、それで強くなることができました。
そして、サッカー部ができて2年目で、全国大会に出場することができました。

Q6. 日中は仕事をしているんですよね?
カイオくん:はい。工場で働いています。
朝8時30分から17時15分まで仕事をしています。
授業が17時45分に始まるので、仕事が終わった後、急いで学校へ向かいます。
授業が20時40分に終わり、それから21時30分までサッカーの練習をしています。

Q7. 将来の夢は?
カイオくん:もちろん、プロのサッカー選手になりたい、という夢があります。
あと、大学へ行きたいです。
何の勉強をするか迷っていますが、仕事で得たお金は大学入学したときの費用に
あてるために、今は貯めています。
今回の皆さんの応援(外国人高校生に、夢と希望を届けるプロジェクト★第1弾)で、岡山の大学生とサッカーの練習ができるのも楽しみですが、大学見学できることが一番の楽しみです!


★グスタボ・シャビエール・カトウくんに、インタビューしました!

Q1. 来日した時期は?
グスタボくん:2歳の時に来日しました。

Q2. サッカーとの出会いは?
グスタボくん:実は、カイオのお父さんと僕のお父さんはブラジルで一緒にサッカーをやっていました。
僕は覚えていないですが、ブラジルでカイオとサッカーで遊んでいたことがあるようです。

Q3. 日本での生活、そしてサッカーとの出会いは?
グスタボくん:来日したあとは、日本の保育園へ通い、日本の学校に通っています。
小学校4年生の時に、2カ月ほどブラジルへ帰国しただけです。
小学生の頃は、カイオと違って、本格的にサッカーをやったことはなく、昼休みに友だちとサッカーで遊ぶ程度でした。
中学生になってからは、サッカー部に入りました。
1年生の時はあまり真面目に練習に参加しませんでしたが、2年生からは参加するようになり、レギュラーにもなることができました。
地区大会で2位で、県大会はベスト8になりました。

Q4. カイオと同じように日中は仕事をしているんですよね?
グスタボくん:はい。同じ工場で働いています。


Q5. 大変ではないですか?
グスタボくん:最初はとても大変だと感じましたが、今は慣れました。
でも、家に帰ったら、ごはん食べて、お風呂に入って、寝るだけです。
それでも、やっぱり授業中は眠くなります。

Q6. 将来の夢は?
グスタボくん:サッカー選手になれれば一番ですが、大学へ行きたいという夢もあります。
あと、小学校4年生からドラムをやっているので、大学で音楽関係の勉強をしたい、という夢もあります。

県大会のようす(写真提供/サッカー部員より)

県大会優勝旗とトロフィー!(写真提供/サッカー部員より)



外国人高校生に、夢と希望を届けるプロジェクト★第1弾」の実現のため、2012年7月31日までの目標15万円達成に、ご協力をお願いします。なお、この15万円の内訳は、外国人高校生と岐阜から岡山へ向かうために利用する大型バスレンタル代と高速代(7月28-29日)です。
多くの方々のご志援をお待ちしています。詳細はこちらから⇒http://justgiving.jp/c/8334

2012年7月20日金曜日

外国人高校生に、夢と希望を届けるプロジェクト★第1弾

私たちは、「外国人高校生に、夢と希望を届けるプロジェクト★第1弾」に挑戦します!!!

2012年7月31日までの目標15万円達成に、ご協力をお願いします。
なお、この15万円の内訳は、外国人高校生と岐阜から岡山へ向かうために利用する大型バスレンタル代と高速代(7月28-29日)です。

              ご志援はこちらから⇒http://justgiving.jp/c/8334

この活動内容は①外国人高校生の目標を応援すること、②将来の目標を考える場づくりを創ること、の2つです。

「①外国人高校生の目標を応援すること」とは、岐阜県内にある県立高校定時制サッカー部の目標の応援です。
このサッカー部員21人のうち19人が外国人生徒。彼らは今年度の県大会で優勝し、昨年度の初出場に続いて全国高校定時制通信制大会(8月3~7日に静岡で開催)に出場します。昨年度は初戦で敗退したため、今年度の彼らたちの目標は全国初勝利です。彼らは働きながらの学業と練習の両立のため、練習試合等の経験が少ないという課題があります。

そこで私たちは、練習試合できる場づくりを提供します。そして同時に、「②将来の目標を考える場づくりを創ること」を実現します。 具体的には、定時制高校卒業者であり現在大学教員である私たちの一人(こんぺいとうメンバー)が勤務する大学(岡山)へサッカー部員と行き、現役大学生サッカー部と練習試合を行うこと、定時制高卒のこんぺいとうメンバーが定時制高校卒業後からの歩みをお話しすること、体育学部を有する大学の見学しながら進路・進学について考えること、の3つです

皆さまのご志援は500円から大歓迎です! どうぞよろしくお願いします(^-^)

                  <岐阜新聞 2012年7月1日記事より>

2012年7月18日水曜日

団体名の由来★こんぺいとうメンバー(理事)の紹介

団体名「こんぺいとう」に込めた、私たちの想いと願い。


2012年5月5日のこどもの日、外国にルーツをもつ東海3県(岐阜、三重、愛知)で育った若者・ユース世代が中心となり、「Mixed Roots×ユース×ネット★こんぺいとう」を設立しました。
支援される側でなく、「志援者」として私たちは、外国人の子どもたちが活躍できる社会をめざし、地域社会の活性化や住みよいまちづくりに寄与する活動を実現したい、と考えています。

日本のお菓子と根付いた金平糖は、織田信長にポルトガル宣教師から献上されたお菓子「コンフェイト」が起源。金平糖のように日本社会にしっかり根付いた、地域に貢献できる人材でありたいという願いを込めて、信長とゆかりある岐阜に拠点をおいたご縁から、団体名を「こんぺいとう」と名づけました。

こんぺいとうメンバー(理事)の紹介

★阿久津 ブルナ ハルミ
ブラジル・サンパウロ出身。
岐阜県内にある日本の小、中、高、大学と進学。
2011年度より愛知県内の公立中学校教員として活躍中。勤務校では日本語適応教室を担当し、日本語指導が必要な外国人生徒に初期の日本語や教科の指導を行っている。
「一人でも多くの人が日本で活躍できるように、同じ外国ルーツを持つ一人として、精一杯頑張ります!」

★横溝 クリスティーナ 小百合
ブラジル・サンパウロ出身。
1997年一家揃って来日後、愛知県内の公立小学校4年生に編入。
保護者の仕事の都合で愛知県内及び静岡県内を転々としながら日本の中学高校生活を送り、
2010年3月愛知淑徳大学英文科卒業。飲食店や国際関係のアルバイトをしながら大学生活を
過ごした。
大学卒業後は、岐阜県可児市内の公立小学校で通訳・学習補助員として1年間勤務。
現在は、電話通訳等を提供する民間企業にて医療通訳のコーディネーターとして活躍中。

★オチャンテ 村井 カルロス マヌエル
ペルー出身。1980年生まれ、1996年に来日。
日本で高等学校から大学院まで通い、三重県を中心に多文化共生や国際理解に関わる活動に参加。5年に渡り三重県・奈良県で非常勤講師として外国籍の学生の教育支援に関わってきた。
また、97年から南米民族音楽バンド「ワウヘミカンキ」のメンバーとして主に近畿地方で活動をしている。
現在、日本における外国人の教育・労働問題を研究する傍ら、環太平洋大学(IPU)で国際教育に携わっている。

★大島 ヴィルジニア ユミ
ブラジル・パラナ州生まれの日系三世。
ブラジルにて、銀行や公務員として勤務した後、1991年に来日。
工場勤務や派遣会社での通訳者を経て、1996年から2008年まで愛知県の小牧市民病院で初代ポルトガル語・スペイン語通訳者として勤務。その後、日系ペルー人の夫の出身国に家族で一時帰国し(1年間)、そこで観光専門学校へ通う。
2008年12月より、犬山市外国人相談員(多文化ソーシャルワーカー)に抜擢され、現在は南米出身コミュニティーのエンパワーメントにかかわる活動の企画立案などでも活躍中。
在名古屋ブラジル領事館人民委員、新あいち多文化共生推進プラン(仮称)検討会議委員、小牧市多文化共生協議会委員など

★渡辺 マルセロ
ブラジル・リオネジャネイロ生まれ、日系3世。
13歳の時に来日し、日本語力などを考慮し日本の公立小学校6年生へ編入学する。日本語による授業では苦悩の連続であったが、友人の支え等により現役で国立大学に見事合格!
卒業後は、市役所職員、病院職員を経て、20099月にマルセロ行政書士事務所を開設する。
現在は行政書士としてブラジル人コミュニティをサポートする他、NPO法人ブラジル友の会理事、起業家支援センター、ブラジル学校協議会監事などの市民活動に参画し、外国人コミュニティにて大活躍中。
二児のパパでもあり、家事にも積極的に参加するイクメンでもある。


★OCHANTE MURAY ROSA MERCEDES

★小島 祥美
公立小学校教員の時に、外国人児童と初めて出会う。その後、神戸にて阪神淡路大震災後の外国人支援やコミュニティビジネスなどの活動に参画。学校に行っていない不就学の子どもと出会ったことから、現状を変えたいと強く決意し、03年4月から岐阜県可児市へ。行政・民間団体等と協働して全国初の外国人就学実態調査に挑んだ結果、可児市教育委員会の初代外国人児童生徒コーディネータに抜擢。
06年9月より愛知淑徳大学に赴任、11年4月より現職(愛知淑徳大学准教授)。人間科学博士(大阪大学大学院)。
国際ボランティア学会理事、新あいち多文化共生推進プラン(仮称)検討会議委員、小牧市多文化共生協議会委員長、犬山市市民活動促進委員、可児市多文化共生推進会議委員、NPO法人可児市国際交流協会理事など
http://www2.aasa.ac.jp/faculty/education/introduce/teacher/07.html

私たちが、こんぺいとうメンバー(理事)です!よろしくお願いします★

第1回 こんぺいとう合宿 in 神戸 (2012年6月22-23日)

こんぺいとうメンバーが、ブラジル移民発祥の地・神戸で合宿しました!

6月22日(金)
仕事後の夜9時に宿泊施設に集合。遅いスタートとなりました。
お互いのルーツや今後のこんぺいとうの活動について、夜遅くまでみんなで語り合いました。


6月23日(土)
昨夜の続きを行いながら、その後みんなで、「ルーツの旅」へ!
1908年年4月28日、神戸港から始まった南米ブラジル移住の足跡を巡りました。





神戸港移民船乗船記念碑は、ブラジル移民第1回の出航地である現在のメリケンパーク内にあります。
碑が指さす先は、南米ブラジルです。












メリケンパークから、通称「移民坂」(鯉川筋)を通って旧神戸移住センターへ。
南米移住者は、ここで渡航前の10日間ほど滞在し、語学や文化の研修などを受けていました。

               

私たちが訪問した時、旧神戸移住センター内を拠点にして活動するNPO法人関西ブラジル人コミュニティ(CBK)のみなさんは、翌日のFesta Juninaのため、準備の真っ最中でした。
会場は、きれいに飾りつけがされていました!
代表の松原マリナさんをはじめ、CBKのみなさんと短い時間でしたが意見交換したりなどをし、楽しい時間を過ごしました。



最後に集合写真。
次の合宿は、2012年9月に岐阜県中津川市加子母に決定しました!

中日新聞(2012年5月20日)でメンバーが紹介されました!

中日新聞2012年5月20日愛知県内版「ゆめ人きらり」掲載

朝日新聞(2012年5月28日)で紹介されました!


朝日新聞・夕刊2012年5月28日掲載